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ToDo:
「娘はつまらない」とはよく耳にしますが、遠地で就職して滅多に帰ることのない息子よりも、ことあるごとに里帰りする娘のほうが良いとも聞きます。
いずれにせよ若きお二人の未来に幸多からんことをご祈念申し上げます。
2月に読んだ本
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2166ページ
だいたい四国八十八ヶ所
★★★★ 宮田珠己は肩の力の抜け加減がすてきだ。自分を曲げることをしない強さがありながら、それでいて生硬な感じがしないところがいい。 そんな宮田珠己がお遍路となって四国を巡った道中記が本書であるが、もちろん面白い。お遍路などみじんも興味を感じたことがなかったのに、この面白さはなんだろうと考えて、宮田珠己白米説を思いついた。お遍路という普段は見向きもされない食材をがこんなにも美味しいのは、宮田珠己という白米があるからなのだ。読者は四国を旅しながら宮田珠己を味わっているのだ…なんて感想は臭すぎるかな(笑)
読了日:02月24日 著者:宮田 珠己
デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
★★★★ 政府発表の景気観測に違和感を感じながらも、それは地方に在住しているせいだと思っていた。しかし、本書の内容と自分が肌で感じていた景気感に一致する点が多く、論旨・根拠を明確に解説されて、すっかり腑に落ちた感じがした。とはいえ、著者の主張が正しいのかどうかはもう少し自分でも考えてみたいし、近いうちに出るだろう反駁本(普通は必ず出る)にも目を通しておきたい。対処法については多々問題がある。しかし、それ以前にどの党が政権を取っても高齢者層の反発を喰う政策は実施できないだろうと思うと暗澹たる思いがする。
読了日:02月18日 著者:藻谷 浩介
「トキワ荘」無頼派―漫画家・森安なおや伝 併載『赤い自転車』(森安なおや作)
★★★☆ トキワ荘漫画家の自伝で必ず登場する異色のキャラクター。それだけが森安なおやのイメージで、その作品に触れたことはなかった。森安を知る漫画家たちがこぞって評するように叙情的な画風であるが、作風としては当時でも古くさかったのではないだろうか。傍目には自分のやりたいことだけをやって全うした人生であるようにも思えるが、本人にすればそれなりに後悔の多い人生であったろう。性、狷介、自ら恃む所頗る厚く、それでも生涯筆を折らなかった森安に『山月記』の李徴が重なる。壮年期の画風は少し真崎守に似ていた。
読了日:02月17日 著者:伊吹 隼人
古書の来歴
★★★ 書籍に関する作品には面白いものが多い。海外だと『幻の特捜本』、『風の影』、『古書店めぐりは夫婦で』『ヴォイニッチ写本の謎』、国内だと喜国雅彦『本棚探偵の冒険』などが記憶に残ってる。本書も不見転で読んでみたのだが、やや期待はずれだった。サラエボ・ハガダーという実在の本を題材に書かれた小説なのだが、過去のエピソードと綾なす主人公のストーリーが弱い。過去のエピソードも、結局は作者の妄想の世界でしかなく、ご都合主義が鼻につく。そもそもこの本は信仰について書かれた作品だととらえるべきだったのだろう。
読了日:02月15日 著者:ジェラルディン ブルックス
漢文力 (中公文庫)
★★★ 著者初の一般向け教養書である本書は、見識よりも先に自我が露出してしまい、説教臭が強く外連があざとい作品になってしまっている。形式としては白文、書き下し文、現代語訳を併記した丁寧なつくりになっており、いかにも「ためになる本」ではある。基本的にはまじめな人なのだろう。漢文を通じて現代批評をしてみせるのは著者の常套手段だが、いささか牽強付会な部分も多く、現代中国は語らないなど踏み込みの浅さが目立つ。若いときに読めばもっと面白かったのではないだろうか。
読了日:02月07日 著者:加藤 徹
一回こっくり
★★★☆ 予備知識のないまま『ファイティング寿限無』の談四楼だと思って読み始めた。読み進むうちに半自伝的な作品であろうと気がついた。落語協会分裂騒動からの当時の落語会が描かれていて興味深い。気力が湧かず、焦燥と不安の中でもがく姿は自分を重ね合わせて読んでいた。読了後、心に残ったのは「なぜこの構成でなければならなかったのか」という疑問である。私なりの解釈をすれば、それは談四楼の決意表明であり、将来への希望なのだと思っている。決して読後感のよい小説ではない。けれども…というところに余韻を残す佳作である。
読了日:02月03日 著者:立川 談四楼
お言葉ですが…〈6〉イチレツランパン破裂して
★★★ 言葉に関する蘊蓄が愉しい「お言葉ですが…」シリーズはそのうち文庫版を買いそろえようと思っているのだが、いつも図書館から借りて済ませてしまい、いまだに初巻のみしか持っていない。この巻ではときおりかんしゃく玉を破裂させていて、あまり読後感のよろしくない箇所がある。著者の体調が思わしくないせいかもしれないし、歳を取ったせいで怒りっぽくなっているのかもしれない。「正しい歴史観」のくだりでは著者自身の歴史観はどうなんだと問い直したい思いもするが、そのようなエッセイではないので別書に期待したいところである。
読了日:02月01日 著者:高島 俊男
読書メーター
2週間ほど前に、強化ガラス製のフライパンの蓋を破裂させて破片を踏んだことは書いたと思うが、数日間はなんとななかったのに、ここ1週間ほど痛くて足をつけなくなってきた。
職場近くの外科に行ってみたのだが、待合室が暗い。かなり昭和40年くらいの匂いがして、最新とか最先端とかの香りはしない。安全とか衛生とかでさえ心許ない感じで、一番強く感じたのは後悔であった。
案の定、なんかいい加減な感じのする胡散臭いドクターで、助手に還暦は過ぎているだろうと推定されるばあさんがついている。このばあさんの正体は不明だが看護婦ではない疑いがある。
ドクターは傷口を一見するなり破片が残っているのだと看破したが、人をにわかには信用させない信頼感があるドクターなので不安でしょうがない。切るしかないという診断で、ここまで来たら逃げることもままならず、そのまま処置をしてもらった。ちなみに足の下に敷かれたのは、水玉模様のビニールの風呂敷である。
相変わらず助手にはばあさんがつくのだけれど、ひとつひとつの反応が鈍い。しかも、もうひとり新人のばあさんがついたのには驚いた。ばあさんなのに新人なのだ。見学がてら、ドクターの指示で傷口を縫った糸を切ったりしている。消毒のために焼酎を吹きかけられないのが不思議なくらいだ。
とりあえず処置は終わったものの、抜糸に行くのが気が重い。あの病院、訴訟の4、5件抱えていても驚かないな。
hissaさんからコメントをいただいたのだけれど、よくわからない部分があったので、その部分を引用してみます。
本屋大賞をとった冲方丁は言うに及ばず、先日「メサイア」という諜報物を上梓した高殿円などは、彼女が少女小説レーベルでファンタジー物を書いていたときから読んでいたのですが、筆力・エンタメ性で群を抜いていると思っていました。こうした越境は今後より普通のことになっていくと思います。なのでラノベが一般文芸書のパイを食うという危惧は自分にはあまりないです。
ラノベやYAの分野が力のある作家を輩出していることは既に常識となっていると思います。私が読んだことのある作家だけでも乙一、森絵都、小野不由美、あさのあつこ、佐藤多佳子、津原泰水などが該当しますし、そのほかにも角田光代、桜庭一樹、桐野夏生の名前をあげることができます。 だからといって、「ラノベは一般文芸書のパイを食わない」という結論と結びつかないと思うのです。
永江朗が「読書世論調査データで検証する「読書離れ」のウソ(1)」に続くコラムの中で、読書人口は減っていないと述べています。逆に若者の読書人口は増えてさえいるようですが、それでも高校生の平均読書数は月2冊に届きません。減ってはいないものの、大きく増えているわけでもないでしょう。
また、書籍の売り上げは1996年をピークにどんどん落ちています。逆に、Wikipediaによれば
読者の年齢層は、主として中高生を対象としているものの、その読者層は30代前後まで拡大しているとされる。2000年代には市場は拡大基調となり、出版科学研究所の調査によると2004年の推定販売金額は265億円、2006年の推定販売金額は344億円と大きく伸びている。
と、なっています。ちなみに1996年には1兆円を越えていた書籍の売上額も、2000年には既に1兆円を割り込み、2006年ですと9000億円程度ですから、その中でラノベの売上が4%近く占めている計算です。
さて、このラノベの売上高の伸びと若者層の読者人口とで考えると、ラノベの伸びは特異です。出版社によるメディアミックス戦略が功を奏し、若年層の掘り起こしに成功したとも考えられますが、子供の数自体は減少傾向にあるわけですから、それよりも読者層の年齢層が広がり、購買力が向上した年代の売上が増えていると考えるほうが妥当ではないでしょうか。つまるところ、ラノベの売上は大人が伸ばしているのではないかと思うのです。
このラノベの売上に比例して他の書籍の売上も上がっていてくれればいいのですが、そうでないことは明らかです。おそらくラノベの購買層はそれほど他のジャンルには手を伸ばさない傾向にあります。どれだけの冲方ファンが『天地明察』を買ったのかわかりませんが、私はそれほど多くはないと踏んでいます。逆にラノベであればとりあえず手に取るくらいのことはするのでしょう。一時期ラノベのレーベルが増え、今ではほとんどの出版社がラノベのレーベルを抱えているのはそのためです(って断定的に書いているけど、あくまで私見です)。
これだけですと、もともとラノベの読者層と一般文芸書の読者層は別だというだけで、「ラノベが一般文芸書のパイを食う」ということにはなりません。ところが現実には売り場面積というリソースは限られています。売れる本にたくさんのスペースを取れば、売れない本のスペースが減るのは当たり前です。今のところ、ラノベが文芸書のコーナーまで浸食しているケースはさほど目立ちません。ですが、スペースの少ない書店ではラノベに文庫が浸食されているはずです(似たようなことがBLとハーレクイン・ロマンスの棚で起こっています)。この傾向はラノベの読者数が増えるとともに顕著になってくるでしょう。
では、ラノベの読者はいつまでラノベの読者なのでしょうか(やっとサブジェクトまで辿りついた)。もともとラノベは中・高校生あたりをターゲットにしていたと思います。そのあたりの年齢でラノベに親しんだ層がそのままラノベを買い続けているのが現在でしょう。年齢層にして、やはり30代前半くらいまででしょうか。この層がいつまでもラノベを買い続け、他のジャンルを買わないとすれば、一般文芸書の衰退は目に見えています。ある程度の年齢層になれば、他のジャンルの本も読むようになるのでしょうか。それとも本を読むこと自体をやめてしまうでしょうか。
読書メーターなどで他のユーザーさんが読了した本のリストなどを眺めていると、あんまり楽観視できないなあと思ったりするのですが、hissaさんのお友達や後輩はいかがですか?
出張から帰ると、息子が右鎖骨を骨折していた。学校で柔道の授業中ということだったので、投げられたときに肩から落ちたのかと思ったが、寝技限定で技を掛け合っていて返された拍子に折れたとのこと。はずみで骨に変な力がかかったのだろう。
単純骨折なので、骨は3週間ほどでつくとの診断で一安心。手術はせず、今は骨がずれないように矯正具をつけている。痛みはなく、本人はけろりとしている。とはいえ、自分も鎖骨骨折の経験があるので、不便に変わりないことはわかる。若いので治りも早いだろうと思うしかない。
今問題になっている柔道事故が、我が家にも起こるとは思わなかった。柔道に限らず、体をぶつけ合うスポーツに怪我はつきものだ。子供には大きな事故が起きて欲しくないと願い、指導者にはそのための指導法を模索していっていただきたいと思うばかりだ。
光学ドライブのデバイスドライバが正常になったので、この病も直ってないかなーと儚い希望を持っていたのだけれど、あっさり現象再現。
おそらくICHの熱暴走が原因なので、マザーを買い換えないと駄目だとは思っているのだけど、なかなか踏ん切りがつかないんだよね。
PCでテレビを見ながら、事務所と東京のマンションをソフトウェアVPNでつなぎ、やや大きなファイルをSMBで転送したら1時間半ほどかかると表示された。VPNだとこんなもんかなあと思ったけど、そんなに待ってはいられないのでリソースを解放すべくTVチューナーをOFFにした。
とたんに残り時間が5分になった。そんなに変わるとは思ってなかったのでびっくりした。
年々売り上げが落ちている文芸書だが、ラノベ業界は売り上げを伸ばしている。意外なことに読書人口は減っていないので、ラノベ人口が増えていると思われる。ラノベ読者の年齢層が上がっているそうなので、おそらく間違いのないところだ。
まあ、ラノベが隆盛を極めても、他に影響が出ないなら構わないのだが、時間も読書人口も売り場面積も有限である。その分、他の本が売れなくなる。本が売れなくなるということは、出したくても出せない本が出てくるということで、一般文芸書の読者としては憂うべき事態なのである。
二十歳以降に読んできた本の冊数を考えると、多めに見積もっても2000冊くらいだろう。30年近い読書歴でもそんなもんだ。これから読める冊数は知れている。だから、これから読む本を大切にしたい。そんな自分に書籍の多様性は大切なことだったりするわけだ。
そんなわけで、今、30歳の人が月5冊の本を読むとして、50歳までで1200冊しか読めません。ラノベだけ読んでちゃ、もったいないよ。まあ、30超えてラノベしか読まない人もいないか。
CDを焼こうとしたら、OSからドライブが見つからないと言われる。でも、CDやDVDを読むこともできるし、マイコンピュータの中でもドライブは認識されている。ライティングソフトのせい?と思って、いくつか試してみたが同じこと。ライティングソフトは2つ同時にインストールさせたりしていない。
結局、ドライブを買えてみることにして、パソコン工房で3000円のスーパーマルチを調達。換装を行うも、やはりドライブがないとメッセージが出て、CDを焼けない。
換装時に「デバイスは正常にインストールされました」と表示されていたけれども、これはもうデバイスドライバの問題だろうとデバイスマネージャを開く。おお、光学ドライブに「!」がついてる。ドライバを更新したが復旧しないので調べてみたら、ライティングソフトのアンインストール時にレジストリがおかしくなり、ライティングソフトがドライブを認識しないケースがあるようだ。
CD/DVD ドライブがメディアの読み取りまたは書き込みを行うことができないでMats_Run.dvd.exeをダウンロードして実行。無事、Fix it。
PCが突然落ちる病もこれで直ればいいのだけどなあ。
まあ、そういったわけで、TJ は『本の雑誌』を応援していたりします。
_ たしろ [リウマチでなくてなによりです。痛風は手指の関節にでることはないようですから、痛風でもなさそうですね。]